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■面仕上げ■
ここからはひたすらのパテワークが待っています。
■パテ埋め■
型から抜いた状態です。
まずは離型剤代わりのプラサフを除去しましょう。
そのあとはひたすら気泡を埋めていきます。
ただし、後頭部など明らかに必要のないところは埋めなくてもいいでしょう。
パテは自動車下地用のパテを使います。
プラモデル用のパテにくらべて強度があるらしいです。
削るには紙やすりの80番で荒削り、320番で仕上げと使い分けます。
また、画像のようなリュータービットをハンドドリルに組み合わせるのもいいです。
リューター本体もあればいいのですが、ハンドドリルでもつかえないことはありません。
ちなみにダイソーのリュータービットはすぐに使えなくなるので、ホームセンターで買いましょう。
ある程度気泡が埋まったら、グレーのプラサフを吹いて形状を確認します。
原型で完全だとおもっていた形状がまだまだ修正が必要だと気づくはずです。
ここからさらに削り込んで、あるいはパテを盛って理想のラインを目指します。
これでよしという段階になったらいちどまつげや眉毛などを描き、紙で作った目を貼り付けてみます。
こうしてみると目の大きさなどが検討しやすいと思います。
なお、目の裏側は前述したリューターなどを使って平らに仕上げておきましょう。
試しにかぶってみて、自分の目が面の目と同じ位置にくればいいのですが、キャラによってはそうも行きません。
場合によっては二重まぶたや眉毛の部分に穴をあけて”のぞき”を作る必要があります。
これらは塗装が完了する前に行なっておきましょう。
■塗装■
塗装は以下の手順で行ないます。
[白のプラサフ][肌色][クリアーコート]
プラサフはホワイトサーフェイサーなどという名前で販売されていると思います。
クリアーコートは”つや消し”を使用することにより、塗膜の保護とともにつやを消すことが出来ます。
ただ、肌色が乾かないうちに、もしくはいきなり厚塗りすると肌色をおかします。
……、おかしました_| ̄|○
※僕は半つやクリアーを吹いたため、若干テカリが気になるシーンがあります。
肌色はモデラーズのフラットフレッシュを使いました。
しかしこの塗料は手に入りにくい上、模型屋のおっちゃんの話だとモデラーズってつぶれたとかつぶれてないとか……。
先行きが不安すぎます。
次に自作する機会があれば、内装用のラッカー塗料のベージュとか手に入りやすいものを試してみようかと思います。
■その他■
塗装が完了したらまつげや眉毛、そして目を作ります。
まつげ、眉毛はタミヤのつや消し黒、つや消し白、などつや消し系の各色を混合して筆塗りです。
間違うと取り返しがつきませんので慎重に行ないます。
最初に描いた原画や設定資料集などを見ながら、まずは鉛筆で薄く下書きします。
それにあわせて少しずつ大きさを見ながら筆で塗っていきます。
目は0.5mmのプラ版の白を使います。
ヴァニラさんは自分の目と面の目が同じ位置にきたので、目を覗きとします。
黒目の部分を丸ごとはさみで切り抜いて、目のふちや赤い瞳などを描きます。
黒目の部分にストッキングなどを貼り、完成です。
僕が使ったストッキングは目が細かすぎたため、前が見づらくなりました。
目についても、最後につや消しクリアーを吹いて塗りムラを解消しましょう。
次に面の内部にスポンジを詰めたりします。
面は人間の頭よりも大きいので、緩衝材などを入れないとちゃんとかぶれません。
頭頂部とおでこ、アゴ、頭の左右、これだけ微調整しながらスポンジの量を決めましょう。
僕はミラーマット(緩衝材)を接着剤で貼り付けました。
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